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混乱の世に、幕府の権威は落ち、巷には悪党と呼ばれる輩が現れ、民家や屋敷に押し入っては強奪を繰り広げていた。やがてその悪党たちは群れをなし、各地で大きな力をもつ群集へと変化していった。 彼らは誰にも縛られないし、年貢を納めることもなく誰の命令にも従うことはなかった。 次第に彼らは、各地で大きな権力を持ち、たびたび豪族たちとぶつかりあうようになった。 鎌倉幕府は彼らを抑えようとしたが、縦横無尽に現れ、戦い、消えていく悪党たちは、それまで武士たちが戦ってきた戦場のルールとはまったく違った戦いをした。(たとえば武士たちは勝負の前には「やぁやぁ我こそは…」と名乗ったり、倒した相手の首を一人一人とって持って次に戦ったり、いろいろ戦場の作法があった。)そんな中に武士ではない彼らがゲリラで戦ってくるのだからかなり手を焼いた。 やがて悪党たちの 活動は、鎌倉幕府が崩れ、室町の時代へと移っていく、大きなきっかけの一つになっていくのだ。 |
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